五箇山和紙の茅入りはがき

 手透き和紙の里は全国に約300箇所あるとされていますが、廃れているところも多いと聞きます。その中で、世界文化遺産の「白川郷・五箇山の合掌集落」で知られる富山県五箇山地方の五箇山和紙は、合掌集落の人気も手伝って生産も販売の堅調だそうです。
その「五箇山和紙の里」(南砺市東中江215/TEL.0763-66-2403)が最近、カードやポチ袋など新ブランド「FIVE」を発表したと知り、電話で「五箇山和紙」((農業組合法人/南砺下梨148/TEL:0763-66-2016/mail:gokawasi@p1.tst.ne.jp))に取材しました。
 するとつい最近、五箇山菅沼集落の合掌造りの屋根に使われる茅(かや)を入れた手作り和紙も発売になったという話になり、早速送ってもらいました。
 写真左が絵手紙用の従来からあるはがき(10枚入り・520円)、右が茅入り和紙はがき(5枚入り・520円)です。手漉き和紙はがきの中には分厚くごわごわして筆以外の筆記用具との相性が必ずしもよくないものがありますが、茅入り和紙は洗練されていて筆以外でも使えそうです。
 ちなみに同地一帯で、10月5日(土)・6日(日)の2日間、五箇山和紙まつりが開催され、恒例の全国和紙ちぎり絵展(五箇山和紙の里)は9月14日(土)〜10月27日(日)の期間中入賞作品を展示しているそうです。

 P1140154-300x225