蔵のある風景 〜北海道・東北編〜

北海道・東北編
●参考資料/美しい歴史的風土100選日本の道100選農山漁村の郷土料理百選ほか
●所要時間(概算です。乗換・待ち時間などは計算に入れていません)
●新しい情報・より詳しい情報・欠かせない情報があれば提供していただけると助かります。

都道府県 場所/アクセス/問い合わせ コメント(概要・イベント・寄り道・名産特産)
北海道 小樽市
JR千歳線新千歳空港→白石駅→函館本線小樽駅(直通あり)
JR函館本線札幌駅→
小樽駅
小樽市役所
(0134-32-4111)
明治から昭和初期、対露貿易や石炭輸送の北の玄関口として多いに栄えた。当時の小樽の繁栄を伝える重要文化財の旧日本郵船小樽支店や最盛期は19もの銀行があり「北のウオール街」と称された建物のほか商家、小樽運河、倉庫群が独特と湊町の風情を醸し出す。
(イベント)小樽雪あかりの路●小樽ロングクリスマス(11月中旬?12月25日)
(寄り道)隣町・余市(小樽駅→余市駅・所要時間22分)はモルトウイスキーの聖地。ニシン漁最盛期の時代を映す旧余市福原魚場(バス・浜中町下車)やアイヌとの交易を請け負った商人が拠点とした旧下ヨイチ運上家(バス・余市役場前下車)も余市に行ったら訪ねておきたい場所だ。
函館市
羽田空港→函館空港から(バス・20分)で函館駅
JR東北新幹線東京駅→八戸駅→津軽海峡線函館駅(約6時間)
函館国際観光
コンベンション協会
(0138-27-3535)
江戸時代は蝦夷地交易の拠点、幕末の開港以後は本州と結ぶ玄関口として発展。明治・大正時代の洋風建築、赤レンガ倉庫群、イギリス旧領事館、抜群のロケーションの18カ所の坂道、元町の教会群、箱館山からの世界3大夜景の一つに数えらる夜景など独特の異国情緒が人気を呼ぶ。
(イベント)箱館五稜郭祭 ●函館港まつりはこだてクリスマスファンタジー
(寄り道)函館朝市(函館駅前からバス10分、大町下車)は450店の店舗がひしめき合い、新鮮な魚介類を使った食堂も多数あって人気のスポット。
松前町
JR津軽海峡線函館駅→
木古内駅から(バス1時間半)
JR函館駅から(バス3時間)
松前観光協会
(0139-42-2726)
松前城址や寺町など日本最北の城下町(松前藩)の面影を現在に伝える。松前藩主墓所や菩提寺(法幢寺)をはじめ国の重要文化財が多く残る。当時の町並みを再現した14棟の松前藩屋敷(函館から車で2時間/入場料350円)もある。
(イベント)●松前さくらまつり(4月下旬?5月中旬) ●城下時代まつり(8月中旬)
(寄り道)
(名産特産)生うに、ほっけ、さくらます、真いか、活アワビ、本マグロ、真田だら、さざえ、 やりいかなど四季を通して様々な魚介類がある。
青森県 弘前市
JR東北本線八戸駅→奥羽本線青森駅→弘前駅から浜の町・鯵ヶ沢線(バス・15分)で甲門前下車すぐ(仲町地区)
青森空港から(バス・約1時間)でJR弘前駅(以下同じ)
弘前観光
コンベンション協会
(0172-35-3131)
弘前藩(津軽氏)の城下町として栄え、現在も弘前城趾や北側に位置する寺院、武家屋敷の仲町地区(馬喰町・若党町・小人町ほか)の町並みが城下町の佇まいを残す。
(イベント)弘前4大まつり ●弘前城雪燈籠まつり(2009年2月7日?11日) ●弘前さくらまつり(2009年4月)●弘前ねぷたまつり(2008年8月1日?7日) ●弘前城菊と紅葉まつり(2008年10月24日?11月9日)
(名産特産)津軽塗、ブナコ、あけびづる細工、津軽りんごジュース、糸引き(砂糖菓子)、青い森のポケット
黒石市中町
(こみせ通り)

JR東北本線八戸駅→奥羽本線青森駅→弘南鉄道弘南線弘前駅→黒石駅から徒歩8分(中町)
青森空港→(バス・約1時間)弘前駅→黒石駅から徒歩8分
黒石市商工観光課
(0172-52-2111)
国指定重要文化財の高橋家住宅をはじめ造り酒屋や蔵など江戸時代の商家・歴史的建造物が現在もまとまった形で残る町並み(中町通り)は全国的にも珍しい。こみせ通り→市民憩いの場・かぐじ広場→画廊や民芸品、和菓子店が並ぶこみせ長屋は通路でつながり回遊できるようになっている。
(イベント)●黒石こみせまつり(2月・9月) ●黒石ねぷた祭り(7月30日?8月5日)
(寄り道)陶芸家今井理桂の登り窯がある「中世陶芸の里 烏城焼」(黒石市大字豊岡字狼森/弘前駅から車で30分/休館火曜日)
(名産特産)地酒(佐藤酒造/中村亀吉酒造/鳴海醸造店)、津軽せんべい、青森ねぶたラーメン、リンゴを使ったジュース、お菓子
岩手県 西磐井郡平泉町
JR東北新幹線・東北本線線一ノ関駅→平泉駅→(徒歩25分)中尊寺(車)浦和I.C→平泉前沢I.C(約5時間)
平泉観光協会
(0191-46-2110)
中尊寺、毛越寺、無量光院跡、柳之御所遺跡など周辺一帯は奥州藤原氏ゆかりの文化遺産が独特の歴史的景観を残し、世界遺産の暫定リストにも登録されている。いずれも徒歩で回れる距離にあり、散策にも最適のコース。定期観光バス、巡回バスもある。
(イベント)●春の藤原まつり(5月1日?5日)●秋の藤原まつり(11月1日?3日)
(寄り道)一関市の市道金沢線・岩が崎線(一ノ関駅から金沢線導心塚杉まで車10分/岩が崎線一里塚まで車10分)は奥の細道芭蕉行脚の道で有名。
(名産特産)大文字りんご(秋)
胆沢郡金ケ崎町西根
表小路

JR東北新幹線・東北本線北上駅→金ヶ崎駅→(徒歩5分)武家屋敷跡(車)水沢I.C→武家屋敷跡
金ヶ崎町役場
(0197-42-2111)
江戸時代、伊達藩が南部藩に接するこの地に金ヶ崎城を築城、茅葺きの武家屋敷の町並みが現在も残る。屋敷は生け垣が迷路になっており、玄関にやっとの思いで玄関までたどり着く構造になっている。
(イベント)
(名産特産)和紙人形、和紙面、しそ巻き味噌
宮城県 柴田郡村田町
JR東北新幹線白石蔵王駅→(バス5分)東北本線白石駅→大河原駅→バス(村田・川崎行20分)村田中央下車
浦和IC→(東北自動車道)村田I.C(約220分)/仙台IC→村田I.C(約20分)
村田町役場商工観光課
(0224-83-2111)
江戸時代に仙台と山形を結ぶ商都として栄えた。当時の栄華を伝える村田商人「やましょう記念館」(館内見学は要予約・電話0224-83-6406)をはじめ、町の中心部に往時の面影を残す家並が20数棟続いているのが特色。
(イベント)●村田町家雛めぐり(3月)●布袋まつり(10月12日)●蔵の陶器市(10月17日?19日)
(寄り道)
(名産特産)うどん、こんにゃく、ケーキ、まんじゅうなどのそら豆加工品(村田町はそら豆生産量全国2位)
松島町
JR東北新幹線仙台駅→仙石線松島海岸駅から徒歩8分(瑞厳寺など)
JR仙台駅→東北本線松島駅から徒歩20分(瑞厳寺など)
(車)東北自動車道大和I.C・仙台南I.C→松島(30分)
松島観光協会
(022-354-2618)
伊達政宗公の菩提寺瑞巌寺や松島のシンボル五大堂をはじめ円通院、天麟院など桃山形式の仏閣、茶室が並ぶ道は是非歩いてみたい小路である。松島湾に浮かぶ260もの島々を一望できる大高森や富山など通称四大観(いずれも仙石線沿線)は松島を訪れたら見てみたいスポット。
(イベント)●瑞巌寺灯道(8月6日?8日)●松島灯籠流し花火大会(8月17日)
(寄り道)
(名産特産)松島かき、あさり、あなご、瑞巌寺石斛、こうれんせんべい
仙台市
JR仙台駅から徒歩20分/JR仙台駅(乗換)地下鉄仙台駅→勾当台公園駅から徒歩(定禅寺通り)
仙台観光
コンベンション協会
(022-268-6251)
杜の都を象徴する定禅寺通りをはじめ仙台城址や貞山堀など伊達藩の遺産を残し、歴史的な佇まいが美しい。
(イベント)仙台青葉まつり  ●仙台七夕まつり
(寄り道)800年の歴史を待つ平家ゆかりの定義如来仙台駅からバスで90分、五重塔や庭園などが必見。
(名産特産)ずんだ、ごま、くるみの餅、仙台いちご
秋田県 仙北市
角館武家屋敷(東勝楽丁)
JR秋田新幹線角館駅から徒歩20分
(車)盛岡I.C→武家屋敷(80分)/秋田市→武家屋敷(65分)
仙北市観光情報
センター
(0187-54-2700)
佐竹藩の城下町角館は東北の小京都と言われ、寺院や武家屋敷の町並みが城下町の町割りを現在も残している。東勝楽丁?表町上丁間の800mにおよぶ通称「武家屋敷通り」は日本の道100選にも選ばれており、特に人気がある。
(イベント)角館の桜まつり(4月中旬?5月初旬)
(寄り道)桧木内川桜堤(角館駅から徒歩20分)/明治から大正時代に建てられた五棟の蔵がある田町上丁の西宮家(武家屋敷通りから徒歩10分)。
(名産特産)さくらうどん、マルジョウの味噌・醤油、いのしし鍋、白石焼和兵衛窯
福島県 下郷町大内山本
JR東北本線郡山駅(乗換)→磐越西線会津若松駅(乗換)→会津鉄道湯野上温泉駅から車で15分
東北自動車道・西那須野・塩原IC→白河IC→羽鳥湖→会津下郷駅
下郷町商工観光係
(0241-69-1144)
会津西街道沿いの宿場町大内宿の茅葺き屋根の建物が歴史的な風情を醸し出し、全国的に知られるようになった。日本唯一の茅葺き屋根の駅舎・湯野上温泉駅も必見。
(イベント)冬の花火が幻想的な大内宿雪まつり(2月第2土・日曜日)
(寄り道)会津の奥座敷・湯野上温泉(大内宿から6km)
(名産・特産)そば[大内食の館 0241-68-2800/そば打ち体験もできる。要予約 湯野上温泉駅から車で20分]
喜多方市
JR東北新幹線郡山駅→磐越西線喜多方駅(山都駅は喜多方駅隣り)
(車)磐越自動車道会津若松I.C→喜多方駅
喜多方市観光課
(0241-24-5200)
江戸時代は物資の集積地、若松城と米沢を結ぶ街道の町として栄え、市内各所に新旧2600棟余りの蔵が点在。現在、店蔵、蔵座敷、穀物蔵、味噌醸造蔵をはじめ旧郷頭屋敷など曲り家を市内西部の押切に集めて「蔵の里」(喜多方駅から徒歩20分、車で5分/入場料400円)として再現。
(イベント)蔵の町喜多方さつきまつり(6月1日?4日)
(寄り道)一ノ戸川鉄橋(土・日に機関車運行/磐越西線山都駅から徒歩7分)、そばの里(同駅から徒歩10分)
(名産特産)会津漆器、そば(山都町)、そば焼酎
会津若松市七日町
JR東北新幹線郡山駅→磐越西線会津若松駅から車で10分
JR磐越西線会津若松駅→只見線七日町駅
(車)東北自動車道郡山JCT→磐越自動車道会津若松I.Cから約7分
七日町通りまちなみ
協議会
(0242-33-9919)
七日町駅から市中心部に向かって続く約800mの七町通りは、明治から昭和初期の蔵や洋館、木造商家などを復活させ、会津の歴史・文化を体感できる散策コースとして人気。
(イベント)●会津まつり(9月) ●七日町パラダイス(10月10日)
(寄り道)七日町通りから徒歩30分(周遊バスあり)の会津若松のシンボル鶴ヶ城は復元されて日本名城百選にも選ばれている。
(名産特産)ソースカツ丼、五郎兵衛飴、会津塗