先日、「絵てがみの心」の取材で訪れた堀辰雄記念文学館から約1kmくらい離れた先にフランス文学者の平岡篤頼文庫があります。下調べの際、文庫の名前を見つけて気になったので尋ねました。
文学館前の中山道を左手に歩いて国道18号と合流した右手に分去れの道標があります。道標の右側の道のすぐ先の右側の木の生茂った空き地にシャーロック・ホームズの像がありますがと言っても少し奥まで探さないと見つかりません。その空き地の脇の自動車1台がやっと通る道の入り口に平岡篤頼文庫の標識があります。その道を100m~150m歩くと正面に標識があり右手が故平岡篤頼の別荘と文庫です。
訪れた前日、別荘に来た夫人の話ではこれから庭に手入れをするそうで、草が生い茂っていて少し見えにくいのですが、ガラスの碑の奥が文庫です。碑と文庫の設計は最近、新国立競技場建設問題でも積極的に意見を述べている著名な建築家内藤廣氏です。内藤氏が設計した一番小さな建造物としても知られているそうです。
夫人のご厚意で突然訪ねたのにもかかわらず蔵書を収めた内部を拝見することができました。
8月9日(日)にはこの庭で恒例の「第六回平岡篤頼文庫講演会」が開かれます。入場は無料ですが予約が必要です。詳しくは平田篤頼文庫HPをご覧ください。案内チラシもなんとか読めると思います。