大人の旅時間 箱根・甘酒茶屋

先日(7月24日)、神奈川県二宮町での季刊誌「絵てがみの心」10月号”教室訪問”の取材後、箱根町畑宿の甘酒茶屋を訪れました。冷たい甘茶とところ天をいただきました。ちょうど屋根の葺き替え作業中でした。職人さんは山梨から来ているそうで、日の当たらない面は苔が生えやすいため腐食が進むのが早く約10年間隔で葺き替えが必要だということです。

やや薄暗い甘茶茶屋の店内

この季節は冷たい甘酒が美味しい、ところ天と

 

甘茶茶屋

紫陽花が咲いていた

 

甘茶茶屋、一部ブルーシートがかかっている部分と見えない左側面が陽が当たらず、茅の吹き替え作業をしている箇所

職人さんは山梨から来ているとか

葺き替え作業は1ヶ月以上かかる

 

写真では少しわかりにくいのですが、真ん中あたりに苔で緑色をした箇所があるのが見えました。作業は1ヶ月ちょっとかかるとのこと。貴重な文化財だと思いますが、13代目店主の山本さんによると自治体からの助成はなく全部自費だそうです。ちなみに茅は富士の自衛隊演習場から収穫するそうです。近くには仙石原があるのですが、茅の収穫は禁止だとか。

店の前にある来歴を記して石碑

甘酒茶屋の裏の石畳の古道

甘茶茶屋の裏には旧街道の石畳が残っており観光スポットにもなっています。歩いている多くは欧米の旅行者だとライター兼カメラマンの工藤博康さんが話していましたが、私たちがいた短い時間に見かけた3組の男女はいずれも欧米人でした。写真はいつもの通り工藤博康さんです。

絵手紙スケッチや散策にも絶好のロケーションです。また、箱根を訪れて絵手紙を描いた方はHPなどで紹介させていただきますので是非弊社(株式会社カテナ)までお送りください。「80歳からの元気絵手紙」も広く募集していますので、ご応募ください。