折帖を作る(2)表紙を作る
前回は折帖の本文(中身)を作って、全ページがつながっているかを確認するまでの工程を紹介しました。
第2回は、表紙と裏表紙を作っていきます。
まず表紙、裏表紙用の厚紙を1枚ずつカッターで切って作ります。用意する道具はカッター、定規、ボールペンです。
最初に作り終えた本文(中身)の上下左右を測ります。表紙・裏表紙用厚紙は本文のクラフト紙よりも上下左右1cm程度大きめに切ります。裏表紙も同様です。
できた表紙用厚紙を横位置にして、両面テープを上下に貼ります。裏表紙用厚紙も同じように貼ります。
次に厚紙を裏返して、今度は厚紙全体に両面テープを貼ります。隙間ができないように巾の広い2cmテープと狭い1cmテープを使って調節します。表紙、裏表紙とも同じ方法で貼ります。
終ったら上下にテープを貼った面を表にして、表紙カバーの布の中心に置きます。
続いて上側の両面テープをはがす(下側のテープははがさない).上側の表紙カバーを内側に折ってくっつけます。裏表紙も同じ事を繰り返します。
終わったら裏返し、両面テープを貼った厚紙の面を表にします。もう1枚も同じ方法で繰り返します。
次に一番上のテープから順に1枚1枚丁寧にはがしていきます。2枚(1枚でもいい)はがしたらそこまで表紙カバーの布を貼り付けます。その時、布を引っ張って皺ができないように気をつけます。こうすると布に皺がよらずきれいな仕上がりになります。
第2回はここまでです。
講師:地球・絵手紙ネット特別講師 三原智惠子
文責:株式会社カテナ