絵手紙展 絵手紙素人考

先日行った地球・絵手紙ネットの特別講師古川はるみさんの4つの教室の合同絵手紙展で面白い絵手紙を見つけました。

冒頭に古川さんが選んだ正岡子規や久保田万太郎、深見けん二、稲畑汀子、西堀貞子ら俳人の句があり、その句に応える形で生徒の皆さんが文章を綴った絵手紙(写真)です。

絵手紙は手紙だから文章が大事とは言いますが、どうしても絵が主で文章が従になりがちです。授業の流れからもまず絵を描きます。特にポストカードの場合、モチーフを大きく描くよう教えていますので(絵が小さいと貧弱に見える)、最後にスペースの余白に文章を書くようになります。見ていて窮屈な絵手紙も散見されます。

さすがに大判の紙に描いた絵手紙はそんなことはありませんし、皆さん上手で感心をします。その上で、俳句を題材に絵手紙の文章を磨く試みは「こういう方法もあるのか」と刺激を受けました。

教える先生は俳句の選択だけでも大変でしょうが、俳句好きの人にも興味を持ってもらえる絵手紙展になったことは確かです。

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