昨日の日経新聞に「書店『買い取り制』本格化」という記事が載っていました。本離れに加え電子書籍が普及する中、書店の収益拡大につながる仕組みの取引を増やし経営を支援…とあります。中でこの10年間に書店が5000店減ったというデータも載っています。
弊社のある新宿発の私鉄沿線でも個人経営の書店はいくつか潰れています。あるのは電鉄系、レンタルビデオ系の書店ばかりとは言いませんが、行くのが楽しみな書店はそうそうありません。
バブル時代、電車の中で若い男性が厚さ10センチ近くもある少年漫画雑誌をむさぼるように読んでいる光景をよく目にしましたが、今は携帯やゲーム。少年漫画雑誌さえ読んでいる姿を見かけません。先日、向かいの席全員が下を向いて携帯端末を操作しているのを見て軽い衝撃を覚えました。つい最近大阪に行きましたが、路線にも寄るのでしょうが(JR福知山線川西池田-新大阪間乗車)、午後3時過ぎざっと見た限り1車両に2名でした。
話がそれましたが、買い取り制が本格化すると書店は仕入れにプロが必要ですし、自転車操業の出版社にとっては厳しいことになります。本当に力のある書店と出版社しか生き残れない時代に入ったということなのでしょう。それがいいのかどうか。